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リカルド、レッドブルとの「契約書は見ていない」

2013年07月27日(土)9:01 am

今シーズン限りでの引退を発表したマーク・ウェバーの後任ドライバーがまもなく決定する。ワールドチャンピオンチームのレッドブルの決定を、F1関係者たちは固唾(かたず)をのんで見守っている。

F1第10戦ハンガリーGPの開催地ハンガロリンクのパドックでは、若手ドライバーのダニエル・リカルド(トロロッソ)の名前が記された契約書が用意されているとうわさされているが、リカルド本人は「僕は(契約書を)見てないよ」と主張している。

しかし、そのときは刻々と近づいている。

リカルドは「いつも僕のメディアセッションには2、3人の記者しか来ないんだけど、今日は2、30人はいるかな」と、レッドブルのドライバー決定への注目度の高さをうかがわせる発言をしている。

しかし、報道陣だけでなく、F1関係者そして世界中のF1ファンがやきもきとして過ごすのはあと少しだ。

F1の夏休み前最後のグランプリの舞台となるブダペストでは、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが「夏休みの間にじっくり考えるよ」と話し、こう続けた。

「そして、スパ(ベルギーGP)あるいはモンツァ(イタリアGP)で発表するつもりだが、そこまで待たせることはないと思っているよ」

リカルドとトロロッソでタッグを組むジャン-エリック・ベルニュは、ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメート候補に一度は挙がったが、すでに候補は2人にしぼられたとホーナーは明かしている。

「今の段階では、(レッドブルのシートは)ベルニュには早すぎると思うんだ」

「ベルニュはF1にふさわしいと思っている。レッドブルのシートをとれなければ、トロロッソで走り続けるのは当然だろう」

そして、ホーナーはリカルドとキミ・ライコネン(ロータス)はレッドブルにとって「まったくもってすばらしい」ドライバー候補だと話している。

レッドブルのチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、23歳のリカルドについて、先日のシルバーストン・サーキットでのテストで「すばらしい仕事」をしてくれたと絶賛している。

ホーナーも「リカルドの場合、テストがいい方向に働いた」と明かしている。

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