ウィリアムズのパストール・マルドナードとバルテリ・ボッタスが、ハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP(28日決勝)に向けて意気込みを語った。
パストール・マルドナード
「ハンガロリンクではこれまで何年かドライブしてきたけど、ドライバーにとってはかなり厳しいサーキットだね。とても暑くなることがあるし、追い抜きのチャンスも限られている。今週末はピレリから新しいタイヤが供給されることになる。昨年の構造に今年のコンパウンドを組み合わせたものだ。だから、レースへ臨むにあたって、タイヤがどういう働きをするかを理解することにまず各チームが専念することになるだろうね」
「シルバーストンでの若手ドライバーテストで新タイヤをテストしたことで、どういう変更が行われたのか感触は得られた。でも、週末に向けて腰を据えてすべてのデータを分析し、戦略について話し合いをすることができるのは、金曜日(26日)のフリー走行を終えてからだね」
「このサーキットでは追い抜きのチャンスがあまりないから、予選がとても重要になる。でも、昨年はここでいい予選ができた。だから、何を期待すべきか分かっているし、力強いパフォーマンスが発揮できればと思っている。そうすれば夏休みに入る前にチームを勢いづけることができるよ」
バルテリ・ボッタス
「僕はハンガロリンクでフォーミュラ・ルノーとGP3でレースをしたことがあるし、昨年はフリー走行1回目でも走行した。その都度、このサーキットはとても厳しいところだと思ったよ。追い抜きができる場所はほとんどないし、次から次へと続くたくさんのコーナーがある。だからほとんど休めるところがないんだ」
「このサーキットは1年を通じてそれほど使用されていないから、最初のうちは少しほこりっぽいだろうね。でも週末が進むにつれてグリップも大きく改善されてくるだろうし、フリー走行1回目と2回目では大きな差が生じることに気が付くだろう。ドイツではもう少しで2台ともポイント圏内でゴールできそうなところまで行っていた。全員のハードワークによっていい方向へ向かっているよ」
「いつもフィンランドの応援団がハンガリーまでこのレースのために駆けつけてくれるんだ。彼らを喜ばせてあげたいし、チームのためにも何ポイントか獲得することができればいいと思っている」