ケータハム「前との差を縮めることができるかも」／F1ハンガリーGPプレビューまとめ
ケータハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、ハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP（28日決勝）に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「シルバーストンでテストをしたばかりだけど、第10戦のためにハンガリーへ向かうことになる。チームメート（ギド・ヴァン・デル・ガルデ）と同じように僕もハンガロリンクではうまくやれていたし、すべての場所が好きだよ。街は美しくて、サーキットも攻めがいがある。特に第2セクターでは正確さが求められるし、いいリズムで走らなくてはならないんだ。そうすればかなりいいタイムが出せるよ。それに、ほとんどいつも暑いから、体調管理も重要だね」
「チームにとってはまた忙しい週になる。シルバーストンからまっすぐにハンガリーだからね。でもその後は久々に長い休みが待っているから、また再充電できる。僕はパートナーのGEと一緒に水曜日（24日）にイベントを行うんだ。今年すでに何レースかでやったことがあるものさ。その後は100パーセントがレース週末になる」
「先週のテストの後でできる限りの準備を整えたし、ドイツでパンクする前までのような走りを取り戻せさえすれば、いい週末にできると思うよ。シルバーストンでの経験から言えば、改良されたタイヤはロングランでもショートランでも一貫性のある挙動を示していたから、僕たちには合うはずだ。それに性能低下のレベルも、今シーズンそれまで使っていたコンパウンドよりも、もっとコントロールしやすくなっていたよ」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「ハンガリーは夏休み前に最後のレースだし、僕たちにとってはドイツで取り戻した勢いを保つチャンスでもある。ハンガロリンクではいつもうまくやれていたよ。GP2やワールド・シリーズ（フォーミュラ・ルノー3.5）ではいくつかのレースで優勝もして、表彰台にも上った。そして今度はF1だ。狭いし、曲がりくねっていて、1周の距離も比較的短い。だから、ちょっとバリアのないモナコみたいだよ！」
「僕たちはこれまでモナコで今年の予選での最高結果を出しているし、モナコの土曜日がそうだったように、ハンガリーでも天候の影響を受けるんじゃないかと思っている。サーキットのレイアウトや特性も似たような感じで、1周の距離が短いことや、純粋な空力パフォーマンスにもそれほど頼らないから、前のクルマとの差を縮めることができるかもしれないね」
「バーレーンから始めた開発計画を積極的に進め続けていくし、ハンガリーにも改良パーツを持ち込むから、それらが役立つと思う。特に日曜日（決勝）にはね。今週末に向けての目標は、問題なく金曜日（フリー走行）を過ごして予選と決勝の両方に向けた準備をすること。そして日曜日の午後に戦うために、シルバーストンでのテストで学んだことを生かせるかどうかを確かめることだよ」
