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マルドナード、ロータス移籍のうわさを否定

2013年07月22日(月)10:32 am

ウィリアムズの低迷が続く中、ベネズエラ人ドライバーのパストール・マルドナード(ウィリアムズ)の2014年ロータス移籍のうわさが後を絶たない。しかし、マルドナードが再びこのうわさを自ら一蹴した。

もしキミ・ライコネン(ロータス)が来シーズン、レッドブルへ移籍した場合、マルドナードがライコネンの後任ドライバー最有力候補だと常々言われてきた。しかし、マルドナード本人は、『Speed Week(スピード・ウィーク)』に「来季のことより、優先すべき問題が僕にはある」と述べ、移籍のうわさを否定している。

「僕たちは、競争力を取り戻さなくちゃいけない。これがいまの最優先事項さ」

同誌はまた、マルドナードがより競争力に優れたロータスへ移籍するにあたり、ふたつの障害があると指摘する。

まず、ひとつ目はマルドナードの母国ベネズエラの石油会社PDVSAとのスポンサー契約だ。2011年にマルドナードがウィリアムズからF1デビューを果たして以来、PDVSAは、同チームのスポンサーを務めている。これはPDVSAがマルドナードと結んだ契約というより、むしろウィリアムズと交わした契約と言える。

ふたつ目の障害は、フランスの石油会社トタルがロータス最大のスポンサーであることだ。来季、PDVSAが参入し得る余地があるとは考え難い。

マルドナード自身も、「ここ(ウィリアムズ)にとどまる」と述べている。

「特に、パット・シモンズ(元マルシャの技術責任者)が加入するという素晴らしい知らせがあったからね。彼の実績がすべてを物語っている」

「ウィリアムズが競争力を取り戻す姿を、もうじき目にすることになるよ」

マルドナードは、次戦F1ハンガリーGP(7月28日決勝)仕様の新型ピレリタイヤをテストするため、イギリスのシルバーストン・サーキットで行われているF1若手テストに参加した。しかし、今回のテストにおけるドライバーへの制約の多さに、不満を隠しきれない様子だった。

「クルマ(のセットアップ)を一切変更できなかった。何ひとつね」とブラジルの『Agencia Estado(アジェンシア・エスタード) 』に語った。

「新型タイヤのおかげで、昔のドライビングスタイルに戻れるか? そうだと良いけど、分からない」

「正直言って、僕たちのクルマは、(タイヤよりも)重大な問題を抱えているからね」とマルドナードは締めくくった。

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