不振を極めるウィリアムズの副会長クレア・ウィリアムズは、あくまでパストール・マルドナードを残留させる方針だと、意志の固いところを見せている。
2013年も厳しい戦いが続くウィリアムズ。マルドナードは今季いっぱいでチームを抜け、スポンサーであるベネズエラの国営石油企業PDVSAとともにロータス入りするのではないかとのうわさがもっぱらだ。
ところが、PDVSAとマルドナードの関係自体もはっきりしない。今年はじめにウゴ・チャベス前大統領が死去して以来、政情が混乱しているからだ。
ベネズエラの政情不安を受け、マルドナードの処遇についてきかれたウィリアムズは、『El Confidencial(コンフィデンシアル)』紙へ、次のように答えている。「彼(マルドナード)は素晴らしいドライバーよ」
「チームのためによくやってくれているわ」
「私たちも彼に賭けているの」