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ウィリアムズ、パット・シモンズを技術責任者に

2013年07月17日(水)13:28 pm

ウィリアムズは16日(火)、今季これまでマルシャの技術責任者であったパット・シモンズを、最高技術責任者であるチーフテクニカルオフィサーとしてチームに迎え入れることを発表した。シモンズの着任日は8月19日(月)となる。

1981年にトールマンでF1でのキャリアをスタートさせたシモンズは、その後ベネトン、ルノーでその手腕を発揮してきた。だが、ルノー在籍時の2008年F1シンガポールGPで、フェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)の順位を上げるために、チームメートだったネルソン・ピケJr.にわざとクラッシュを命じたとされる、いわゆるクラッシュゲート事件の責任を問われ、5年間のF1追放処分を受けた。

その後、2011年からヴァージン(現マルシャ)とコンサルタント契約を結び、正式にその処分が解除された2013年にマルシャの技術責任者に就任していた。今回のシモンズ登用にあたり、ウィリアムズのチーム代表であるフランク・ウィリアムズは次のように語った。

「パットがチームに加わることを非常に喜んでいる。彼の技術的能力と、これまでの成功についてはあらためて語る必要もないことだ。ウィリアムズでは全員が成功を勝ち得るために懸命な努力を続けているが、私は彼の知識とリーダーシップが、そこに大きな貢献を果たしてくれると確信している」

また、ウィリアムズのグループCEOであるマイク・オドリスコルも次のように続けた。

「ウィリアムズのスポーツとエンジニアリングの伝統により、我々は素晴らしい才能を確保することとなった。パットは、サーキットで結果を出すことに関する周知の能力に加え、卓越した技術的、管理的能力を有している。我々は必ずウィリアムズを勝てるチームとして復活させなくてはならないし、今回の人事は、全員がチームを本来の地位に返り咲かせたいという願いを持っていることを証明するものだ」

これを受け、シモンズも次のように語っている。

「ウィリアムズは卓越したエンジニアリングと成功につつまれたチームであるし、世界最高峰のF1において、チームを正当な位置に復活させるための役割を担って欲しいとの依頼を受けたことは私にとって名誉なことだ。フランクやマイク(コフラン/元テクニカルディレクター)、そしてクレア(ウィリアムズ/チーム副代表)が、成功に向けての基礎を整えてくれており、私もこの新しい挑戦に向けて非常にワクワクしている」

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