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インディ第12戦予選、フランキッティがポール、琢磨12番手

2013年07月14日(日)4:35 am

インディカー・シリーズ第12戦トロントの予選が行われ、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)がポールポジションを獲得、佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は12番手だった。以下、ホンダのプレスリリース。

シーズン中盤のオーバル4連戦を終えたインディカー・シリーズは、国境を北に越えてカナダのトロントへとやってきました。今年のHondaインディ・トロントはダブルヘッダーでの開催です。1つの週末に2レースが楽しめるということで、元々インディカーの人気が高いカナダでは注目度がさらに高まっています。

晴れわたった空の下、オンタリオ湖畔の催し物会場と公道を使ったコースでレース1用の予選が行われました。グリップが低く、ドライビングの難しさで知られるコースでポールポジション(PP)を獲得したのは、HondaインディV6ターボで走るダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)でした。Hondaにとって、ロングビーチ、デトロイトでのレース1、レース2に続く今シーズン4回目のPP獲得となりました。

レース1用の予選は、ロードコースとストリートコースで採用されている3段階方式で争われました。各エントラントはグリップ力の高いソフトタイヤを装着して全長1.755マイルのコースにアタックし、100分の1秒の差がものをいうし烈な予選を戦いました。

フランキッティは第2グループで戦った第1ステージ、続く第2ステージと連続でトップタイムを記録しました。そして迎えたファイナルステージ、彼は10分しかないセッションをハードタイヤ装着で走り始め、グリップの向上した路面、それに合わせて調整を施したマシンセットアップのフィーリングを確認しました。そして、ソフトタイヤへスイッチするや、第2ステージでの自己ベストを上回る59秒6756をマークして今シーズン3回目のPPを獲得しました。

これでフランキッティはトロントでは2年連続、通算5回目のPP獲得を達成しました。彼は97、98、09、12年にトロントでPPを獲得しています。また、フランキッティの今日のPPは、彼のキャリアにおける32回目で、インディカー・シリーズの歴代6位タイでマイケル・アンドレッティに並びました。

デトロイトでのレース2で予選2番手からキャリアベストの2位フィニッシュを記録したジェームズ・ジェイクス(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、今日の予選でもアグレッシブな走りで5番手につけました。そして、先週ポコノで今シーズン初優勝を飾ったばかりのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)もトロントでの予選でファイナル・ステージへと駒を進め、6番手となりました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、午前中に行われたプラクティスでは20番手のタイムを出すにとどまっていましたが、予選に向けてマシンセッティングを向上させることに成功し、第1ステージを3番手タイムで通過しました。しかし、続く予選第2ステージ、佐藤はアタック中のターン1でバンプに足をすくわれ、タイヤバリアに突っ込んでストップ。赤旗を出したためにベスト2ラップを没収され、佐藤の予選順位は12番手となりました。

佐藤琢磨(12番手)
「午前中のプラクティスセッションでいくつかの問題が発生していました。私たちのマシンは、トロントのコースにマッチしたセッティングになっていませんでした。プラクティスの間に多くの変更をマシンに施しましたが、すべてを改善するためには時間が不足していました。そこで、予選に向けては大幅なセッティング変更を行いました。予選ではソフトタイヤを使うため、それによるグリップ向上もい大きく期待してのことです。予選の第1ステージ、私たちのマシンは大きく向上し、走らせやすくなっていたので、プラクティスよりもずっとプッシュしてアタックを行うことができました。しかし、第2ステージでは限界のドライビングが必要なターン1でコーナー外側のタイヤバリアにまっすぐ突っ込んでしましました。第1ステージまでは軽く触れる程度だったバンプで、第2ステージでのマシンは底を強く打ってしまったためでした。残念な結果となりましたが、明日のレースの前に予選がもう1つ行われます。そこでさらにマシンを進化させたいと思います」

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