キミ・ライコネン(ロータス)がレッドブル移籍に向けて、同チームと合意に達しそうな勢いだ。
『Marca(マルカ)』紙のマルコ・カンセコ記者がニュルブルクリンクから報じたもので、ライコネンは契約書にサインこそしていないが、「合意に至るまで残すは最終的な細部の詰めを残すのみ」だという。
レッドブルとライコネンは「8月の夏休みが明けた第11戦ベルギーGPにも」発表を行う見通しだとカンセコ記者は付け加えている。
ライコネンはF1公式サイトに、こう語った。「レッドブルは僕を欲しがっているが、僕にはほかに選択肢がある。まあ、そのうちね」
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ライコネン以外の候補は現在トロロッソに乗るダニエル・リカルドとジャン-エリック・ベルニュしかいないと、繰り返し話していた。
2人のうち有利なのはリカルドのようだ。ドイツGP予選でもベルニュに比べて10グリッドも上位に付けていた。
リカルド本人も、レッドブルのシートといったニンジンが目の前にぶら下がっていたら張り切らざるを得ないと、ロシアのF1情報サイト『f1news.ru』に対して次のように語っている。
「まさしくヤル気がでるね」
「(そんな状況を)自分の武器にしているんだ。それが功を奏している感じだよ」
一方のベルニュだが、もしレッドブルがほかのドライバーを選んだら自分は、もう1年トロロッソで走るかもと、次のように言っている。
「彼(チーム代表のフランツ・トスト)は、もし僕がレッドブルに起用されなかったら、引き続き僕を使いたがっている。その場合は、僕だって残りたいよ。トロロッソは今、日の出の勢いだからね」