F1の大黒柱バーニー・エクレストンの力をもってしても、来季スペインGPをどのサーキットが開くのか、決定に至る道は険しそうだ。
報道によると、今後バレンシアとバルセロナが1年おきにスペインGPを開催する方向で互いの州首相が口約束を交わしているという。
予定では、2013年F1カレンダーから外れたバレンシアが2014年開催に向けて準備にとりかかるはずだった。ところが、バルセロナのカタルーニャ・サーキットはすでに来季レースの入場券を売りだしてしまったのだ。
バレンシアのホセ・シスカール副首相はこう話す。「もし、彼らがそのような出方をするなら、カタルーニャにその理由を確かめなければならない」
エクレストンは5日(金)、ニュルブルクリンクで来季スペインGPの開催地について質問されると、次のように語った。「まだ分からないよ」
「今は待つしかないね」と、スペイン『AS』紙に話すエクレストン。
さすがのエクレストンも、「いずれ明らかになる」と述べるしかなかった。