17日(水)からシルバーストンで行われる若手ドライバーF1テストで、スージー・ヴォルフがウィリムズの2013年型マシンを走らせる。
ドイツ『Bild(ビルト)』紙ならびに自動車専門誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、メルセデスAMGの役員でありながら、ウィリアムズのチーム株式を保有する夫のトト・ヴォルフが認めたものだ。トトは次のように話している。「彼女は喜びで有頂天になっているよ」
スージーは30歳のスコットランド人。ウィリアムズのテストドライバーながら、今に至るまでシルバーストンの走行に参加できるかどうか確約はなかった。実現すると、彼女にとってF1マシンを本格サーキットでテストする初の経験となる。
『Bild(ビルト)』も『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』も、女性ドライバーが公式のテストでF1を走らせるのは1992年のジョヴァンニ・アマティ(旧ブラバム)以来と伝えている。
もともとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のドライバーだったスージーだが、ウィリアムズ加入後、彼女の仕事はシミュレーター搭乗と空力テスト走行に限られていた。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、3日間のテスト期間中、スージーは初日に走ると報じている。