F1は2014年から新たにV6ターボエンジン時代に突入するが、不完全燃焼に終わる不安もあるとフェラーリが認めている。
フェラーリのエンジン、電子機器責任者であるルカ・マルモリーニは、来年序盤は信頼性の問題が出る可能性があると語る。
デザイナーやエンジニアはターボが発生する1000度もの高温に取り組まなければならず、「対処が楽な問題」ではないとマルモリーニは話している。
一番の問題は、シーズン通して使用できるエンジンが現在の8基から5基に減ることだ。
「トラブルなしでシーズンを乗り切るのは難しいだろう」とマルモリーニは語り次のように続けた。「1ユニットで4,000から5,000kmというレベルの話だ。現在のほぼ倍になる」
マルモリーニによると、さらに心配なのは、1レースの燃料搭載量がわずか100kgに制限されることだという。そのためドライバーは、順位争いをしながらも燃料セーブを余儀なくされるかもしれない。
「フェラーリはこれが脅威になる可能性があると感じている」とマルモリーニ。
「F1が効率を追求するのは良い。だが、F1が周回数の50パーセントでのんびり走るようなスポーツではいけない」