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メルセデスAMG代表辞職はあくまでブラウン自身の意思

2013年07月04日(木)10:20 am

6月にメルセデスAMGへ加入したパディ・ロウは、チームのトップにいながらまるで“無用の長物(役に立っていない)”的存在だ。

意外にも予定より早くマクラーレンから辞職を許されたロウは、さっそく新しいチームに帯同、F1イギリスGPを皮切りにこれからレース現場に姿を見せる。しかし、チーム代表のロス・ブラウンの代わりにチーム入りしたものと思われていた。

ブラウンは3日(水)、イギリス『BBC』に次のように語った。「来年に向けてわれわれは磐石だ。せっかくの楽しみを見逃したくはないね」

そうなると同じイギリス人のロウの立場は、やや収まりが悪い。予定されていたポストに就かず、現任者のブラウンが静かに立ち去るのを待つしかないからだ。

2015年にホンダに戻り、マクラーレンとの再タッグを主導するといったうわさも立っているブラウンだが、本人はこう話している。「そのことについては何も知らないよ」

やはり、ロウは待つしかないのか。

「ロスが今のチーム代表だ」と、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話すロウ。「彼がどのくらい続けたがっているのかは分からない。しかし、それは彼が自分で決めることだ」

「今まで私をコテンパンにやっつけてきた人物と手を組めるなんて光栄だね」とロウは笑みを浮かべだ。

「とりあえず今は課題が山積だ。私としてはそれで十分すぎるよ」とロウは締めくくった。

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