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F1第8戦イギリスGPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年06月29日(土)0:05 am

2013年F1第8戦イギリスGPが6月28日(金)、シルバーストン・サーキット(1周/5.891km)で開幕。現地時間14時(日本時間22時)からフリー走行2回目が行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がトップになった。

【結果】F1第8戦イギリスGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は曇り。気温20℃。路面温度は18℃。今日はピレリの試作ハードタイヤが使用可能となっているが、1回目はあいにくの雨で、各マシンともほとんどコース上に姿を見せなかった。2回目は、何とかまともに走行ができそうだ。

シグナルがグリーンに変わって最初にコースに飛び出たのは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とマーク・ウェバー(レッドブル)。ふたりとも浅溝のインターミディエイトを履いている。今回のグランプリ、ドライタイヤはプライムがハード、オプションはミディアムだ。同じくコースに出て行ったジェンソン・バトン(マクラーレン)は無線で、ほぼ全面ドライとチームに報告している。

開始10分の時点で最速タイムは、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)の1分43秒207。ここでほぼ全車がピットイン。今度はドライタイヤに換装して再びコース上へ。ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)は、ピレリの試作ハード・コンパウンドで走っている。1分41秒868、1分38秒901、1分37秒102と次々にタイムを更新して暫定トップに立った。

これを上回ったのは、チームメートのダニエル・リカルド(トロロッソ)、次いでエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。両車とも1分36秒台に突入している。タイヤはコース上の全車がハードだ。

開始21分、スーティルが1分35秒677にタイムアップ。開始23分、今度はウェバーが1分34秒648の最速をマークする。

その1分後、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がピットレーン入り口付近でイン側のタイヤバリアに正面から突っ込み、前面を大破。これ以上の走行は絶望的だ。現場はしばらく黄旗が出されたままとなる。

開始33分、ロズベルグが1分33秒565、その後ろを走っていたチームメートのルイス・ハミルトンが1分34秒367を出し、メルセデスAMGの1-2を形成。開始40分、空から水滴が落ちてきた。直ちに影響はなさそうだが、シルバーストンの天候は不安定で有名である。

開始41分、スーティルが1分33秒374でトップへ。これをベッテルが1分33秒968で上回る。セッションの半分を終えてここまでの順位はトップがベッテル、以下ロマン・グロージャン(ロータス)、スーティル、リカルド、ロズベルグ、ハミルトン、ディ・レスタ、ベルニュ、ウェバー、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の順。ベルニュまでが1分33秒台を出している。

タイヤはスーティル、ディ・レスタ、ウェバーを除いて全車ミディアムだ。残り41分、ベッテルが1分32秒680でトップ、ハミルトン1分32秒911で2番手。ロズベルグが1分32秒248で応酬、トップに返り咲く。

今回、地元レースのマクラーレン勢はバトンが残り31分の時点で1分34秒914をマーク、12番手。セルジオ・ペレスは1分35秒台で17番手。このまま厳しい戦いを強いられそうだ。同じくホームレースのウィリアムズは、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)が13番手、ボッタス15番手だ。

残り30分、ウェバーが1分32秒547でベッテルを退けて2番手に進出。ここからハードタイヤに戻すマシンがちらほら。ベッテルもそのひとりだ。燃料を多めに積んでロングランを行っているものと思われる。グロージャンはミディアムでロングラン中。決勝では3回から4回のピットストップが予想されている。コースは完全ドライだ。

残り23分、ウィリアムズのピットでは、メカニックがボッタス車のリア部分を取り囲み、作業中。残り15分、ベッテルが9周の走行を終えてピットへ。今度はミディアムを履いてコースへ逆戻り。この時点でマッサを除く全車が本日のプログラムの仕上げとして最後の走行に入っている。ただし、これ以上のタイムアップはなさそうだ。

日本時間23時30分にチェッカーが振られる。結局トップは1分32秒248でロズベルグのまま。2番手にウェバー、3番手ベッテル、4番手ディ・レスタ、5番手にハミルトン。ここまでが1分32秒台。6番手リカルド、7番手ベルニュ、8番手スーティル、9番手グロージャン、10番手アロンソ、11番手バトン、12番手ヒュルケンベルグまでが1分33秒台だった。1分34秒120で13番手のキミ・ライコネン(ロータス)はハードタイヤの走行に終始。明日以降、不気味な存在である。最多周回はグロージャンの38周だった。

その29日(土)は、日本時間18時からフリー走行3回目、次いで21時から予選が行われる。

【写真】F1イギリスGP金曜日(全30枚)

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