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F1に残る道もあったとウェバー

2013年06月28日(金)12:04 pm

マーク・ウェバー(レッドブル)が、もし望めばF1に残ることもできたと語った。

36歳となるウェバーは、27日(木)に今シーズン限りでレッドブルを離れるとともにF1を引退し、来シーズンからはル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)へ復帰するポルシェとともに参戦することを発表。

F1にとどまるという選択肢もあったのかと問われたウェバーは、自身のウェブサイトで次のように答えている。

「あったよ。でも、F1というカテゴリーは僕の2014年に向けたビジョンに入っていなかったんだ。だから、検討の対象にはならなかった」

200戦以上のF1レースに出走し、そのうち9レースで優勝を果たしたベテランドライバーのウェバーは、ポルシェでル・マンを戦うという新たな挑戦のほうを選択したと語った。だが、現在のF1が向かおうとしている方向性が好ましいとは思えなかったということもほのめかしている。

将来、またF1に戻る可能性もあるかと問われたウェバーは、「ほとんどないと言えるだろうね。とりわけ、F1が向かおうとしている新たな方向性を考えればね」と答え、次のように付け加えた。

「すぐに興味を失ってしまうだろう」

さらにウェバーは、今シーズンのF1第2戦マレーシアGPで起こったチームオーダー問題に端を発するマルチ21事件や、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの難しい関係が今回の決定に影響を与えたのかという質問には、これを否定した。

「いや、僕は個人的な計画を立てていたし、それを貫いただけだ。これは新たなステップなんだ」

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、ウェバーの決定は彼自身が下したものだと認め、「きっとマークは、間違いなく非常に難しいこの決断をするために、長い間、慎重に考えたに違いないと思う」と述べた。

レッドブルでは、ウェバーの後任ドライバーの指名を、「シーズン終盤」に行うとしている。

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