ル・マン24時間をシリーズに含むWEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスに来年から参戦するポルシェが、マーク・ウェバー(レッドブル)の加入を発表。これにより、ウェバーが今季限りでF1を引退することが確定した。
ここ数年はチームメートであるセバスチャン・ベッテルや、チームアドバイザーのヘルムート・マルコらとの対立により、毎年のように離脱がうわさされていたウェバー。ついにウェバーのレッドブル離脱が現実のものとなった。
ウェバーは「ル・マンの最高峰カテゴリーに復帰するポルシェに合流し、チームの一員になれることを光栄に思う」とコメントし、次のように続けた。
「F1後の新しい挑戦をとても楽しみにしている。ポルシェは間違いなく、高い目標を掲げるだろう。世界最速クラスのスポーツカーに乗ることが、今から待ち遠しいよ」
ウェバーは、F1参戦前の1998年と1999年にメルセデスからル・マン24時間に出場。1999年には、マシンの空力的欠陥により、ストレート走行中にマシンが宙を舞うという事故も経験している。