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シルバーストンでF1通算600戦目到達を祝うウィリアムズ

2013年06月26日(水)17:28 pm

ウィリアムズF1チームは、チーム結成以来今年でF1通算600戦目を迎えることを記念し、今週末開催されるF1イギリスGP(6月30日決勝)において祝賀式典を行うことにしている。

ウィリアムズが正式に600戦目を迎えるのは、7月7日(日)に決勝が行われる第9戦ドイツGPとなる。しかし、今回のイギリスGPがチームにとってのホームレースとなるとともに、ウィリアムズが初めて勝利したのが1979年のイギリスGPだったこと、さらに通算100度目の勝利を飾ったのも1997年のイギリスGPだったこともあり、今回イギリスGPで通算600戦の式典を行うことがふさわしいと判断されたものだ。

1977年にフランク・ウィリアムズとパトリック・ヘッドによって設立されたウィリアムズは、過去36年の間に、表彰台297回、優勝114回、そして16回のF1タイトル獲得という記録を残している。この16回のタイトルのうち9回はコンストラクターズタイトルであり、残りの7回がドライバーズタイトル。過去、ウィリアムズでF1チャンピオンに輝いた7人のドライバーは、アラン・ジョーンズ、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、デーモン・ヒル、そしてジャック・ビルヌーブという顔ぶれだ。

ウィリアムズでは、正式に通算600戦目を迎えるF1ドイツGPでは、これを記念して2台のFW35のサイドポッドに600という数字を施すほか、日頃の勤務と貢献に対する感謝の意を込めてウィリアムズ・グループの691名に及ぶ全従業員の名前もプリントされることになっている。

600戦到達記念祝典の実施にあたり、チーム代表のフランク・ウィリアムズと、その娘であり、チーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズがそれぞれ以下のようなコメントを発表している。

フランク・ウィリアムズ(チーム代表)
「ウィリアムズのような独立系チームが世界最高峰のモータースポーツの世界で600レース目を迎えることは注目に値する業績だ。われわれがチームを設立して以来、78のチームが参入したが、それらはすでにF1を去り、あるいはオーナーが変わってきている。われわれが長くやり続けて来られたのは、ここへ留まるために何千人もの人たちが自らを投げ打って頑張ってくれたことの証しだ。この大切な節目を、誠実なイギリスのファンとともに、F1発祥の地で祝うことが一番正しいと感じている」

クレア・ウィリアムズ(チーム副代表兼コマーシャルディレクター)
「ウィリアムズは決して過ぎ去ったことにこだわるようなチームではありません。ですが、今週末は当然のこととして、われわれの伝統を祝し、過去36年に及ぶ歴史のなかのいくつかの象徴的な瞬間を思い起こすことになります。さらに、これは私たちにとって、その実績を評価するとともに将来を見据える機会でもあります。私たちは、次の600レースもまた忘れられないものとするために、必要な基盤を整えていかなくてはなりません」

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