マルシャは「不公平な条件」のもとF1を戦っている。そうイギリス『Guardian(ガーディアン)』紙にこぼすのは、同チーム代表のグレアム・ロウドンだ。
F1最高権威バーニー・エクレストンがトップ10のチームだけに年間の賞金を与えると決めたのは今年に入ってから。それが理由で、マルシャには2013年新コマーシャル契約交渉の声もかからなかったとロウドンは説明する。
しかも、ケータハムとマルシャ、今は解散したHRTの新規3チームに毎年支給されるはずだった1,000万ドル(約9億7,640万円)の特別手当も打ち切られてしまった。
これではたまらないと、ロウドンは次のように不満をぶちまけている。「われわれはただ均等な機会を求めているだけだ。別に欲張っちゃいない」
金を使えば使うほどラップタイムに跳ね返る現代F1チームのビジネスモデル。これが収入不足に輪をかけているというロウドンは考えており次のように語った。
「成功なんて、ある程度金で買えるものさ」
「ほとんどのチームは金さえあれば使ってしまう。ところがすべてを費やしてスピードを得られないと、まずいことになる」
「あらゆるチームは平等に取り扱われるべきだ。しかし、何らかの理由でそのとおりにはなっていないようだね」