いわゆる“テストゲート”事件でメルセデスAMGの処罰が軽微に終わったことで、だったら自分たちもとレッドブルがルール破りをたくらんでいると報道されたが、同チームは24日(月)、これを公式に否定した。
ディフェンディングチャンピオンのレッドブルはメルセデスAMGへ処分が軽かったことに怒り心頭で、7月にシルバーストンで行われる若手ドライバーF1テストのボイコットを考えているとイギリス『The Times(タイムズ)』紙が報じた。
その代わり、レッドブルとおそらくはフェラーリも、プライベートな形で3日間のF1テストを行うもくろみだと伝えられた。FIA(国際自動車連盟)に真っ向から逆らう形でこうしたテストが実施されれば、メルセデスAMGが受けた“戒告”程度では済まされず、FIAも厳しい態度をもって処分を下さざるを得ない。
これについてレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは24日(月)、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』紙にこう語った。「もちろん、われわれが規則を破るわけがない」
それでもマルコは、来月の若手ドライバーF1テストから締め出す程度の処罰ではメルセデスAMGに甘いというレッドブルのスタンスを次のように強調する。
「若手ドライバーテストなんて大したものじゃない」
「F1を覚えたての若者が乗るんだからね。ところがメルセデスは、ふたりのレギュラードライバーが3日間みっちり走りこんだのだ」