マーク・ウェバーが、来シーズン以降もレッドブル残留することができるかどうか、チームの決定を待っていると報道されたことについて反論している。
今年は、チームメートであるセバスチャン・ベッテルとの張りつめた関係がさらに悪化するとともに、レッドブルがキミ・ライコネン(ロータス)、あるいは姉妹チームであるトロロッソのドライバーをウェバーの後任に据えることを考えているとの報道がなされている。しかし、今年で37歳になるウェバーは、実際に自分の将来を決めるのは自分自身だと主張。
ウェバーは、オーストラリアの『Sky Sports Radio(スカイ・スポーツ・ラジオ)』に「ボールはかなり確実に、自分のコートにある。これはいいね」と語り、自分でコントロールするためのカギは、高いレベルでのパフォーマンスを維持し続けることだ、と次のように続けた。
「もちろん、うまくドライブし続けなければならない。そうでないと、ボールは自分のコートから出てしまうし、ほかの者がそこに入り込んできてしまうだろう。彼らにとってはレッドブルのようなチームに入るのは魅力的だろうからね」
ベッテルや、強い影響力を持つヘルムート・マルコ(レッドブル/モータースポーツアドバイザー)との関係は明らかにぎくしゃくしているものの、レッドブルの最高権威者であるディートリッヒ・マテシッツ(チームオーナー)との関係は「とてもよい」ままだ、とウェバーは次のように続けた。
「僕が何を考えているのか、僕のエネルギーがどういうレベルにあるのか、そしてまだこのレベルでやり続けるだけのやる気があることは、常に彼の耳に入れ続けるようにするよ」
一方、マルコは、最近カナダにおいて、レッドブルでは2014年シーズンのベッテルのチームメート問題に関して、8月にF1が夏休みを迎える時期に検討をすることになると認めていた。
自身の将来を決定する期限に関して問われたウェバーは、次のように答えている。
「まだもう少し時間が必要だし、当分の間は大丈夫だと思うよ」