昨年のWEC(世界耐久選手権)富士戦でともにクラス優勝を果たしたデルタADRに加入し、ル・マン24時間でも勝利を目指していた中野信治だが、チームメートのクラッシュによるダメージが大きく、クルマがピットへ戻れずにリタイアした。
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スタート直後にセーフティカーが導入された際、ギアボックスにトラブルが発生。スタートドライバーを務めていた中野はクルマをガレージへ戻したが、20分ほどで修復。その後走行を再開した中野は、クラストップのタイムを更新しながら周回し、クルマの速さに手ごたえをつかんでいた。
しかし、中野の走行後にチームメートがクラッシュ。クルマのダメージが大きく、ピットへ戻れないためリタイアが決まった。中野はリタイア決定後、次のようにツイッターへ書き込んでいる。
「チームメートが走行中にクラッシュ。マシンのダメージが大きくピットに戻る事ができずにリタイアが決定してしまいました。彼は朝に続いて2度目のクラッシュでした。言葉がありません。応援して頂いた皆さんに申し訳ない。速い車も作ったのに。。スタート後の速さがそれを証明してた。本当に悔しい(原文ママ)」
中野によると、現地時間朝4時の時点でチームメートはサーキットを離れたが、中野は「やっぱり気持ちがサーキットを離れられない」ため、そのままサーキットに残っているという。
そして中野は、「昨日スタート直後の事故で他界されたアラン・シモンセン選手の悲報に接し、謹んで哀悼の意を表します」ともツイッターに書き込んでいた。
【中野信治】
公式サイト : http://www.c-shinji.com/main.html
公式Twitter : https://twitter.com/#!/shinjinakano24
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