ウィリアムズのパストール・マルドナードは、チームメートで今季F1レースデビューを果たしたバルテリ・ボッタスが調子を上げてきていることに脅威は感じていないという。
F1カナダGP予選で3番手に付けて騒がれたボッタスは、より経験があり昨年1勝をあげているマルドナードに比べてもそん色ない走りで注目を集めている。
しかし、マルドナードは19日(水)に「カナダではコンディションがバルテリ(ボッタス)に味方したんだよ」と話している。
「彼の方が速くて僕が遅いっていうことじゃないんだ。僕らのマシンは操るのが難しい。だからといって誰かに証明する必要なんてないのさ」とブラジルの『Globo Esporte(グローボ・エスポルテ)』に語っているが、マルドナードもボッタスも今シーズンはまだ1ポイントも獲得していない。
マルドナードは、ボッタスの経験不足を理由にウィリアムズがマルドナードに頼りすぎているとさえ感じているという。
「何でも僕に頼りすぎだよ。チームとの経験や知識があるから、技術的なテストなんかは全部僕がやってるんだ。それが事実だよ」
このマルドナードの発言は、来季レッドブルに移籍すると言われているキミ・ライコネン(ロータス)の後任にマルドナードがロータスへ移籍するのではないかといううわさを後押ししている。
しかし、マルドナード自身は「今は2014年にどこにいるかの話をする時じゃない」と、移籍のうわさを一蹴した。
「もう何年かウィリアムズにいたいと本当に思っているんだ。F1で走るチャンスをくれたチームだし、初優勝もウィリアムズでとったからね」
「このチームにはもっと勝てる力が眠っていると思うんだ」とマルドナードは付け加えた。