メルセデスAMGが行った秘密F1タイヤテストによって、ピレリがF1を撤退する可能性もあるという憶測も出ているが、F1最高責任者バーニー・エクレストンは、2013年以降もピレリと「契約がある」と明かした。
ピレリは、F1に参入した2011年から3年契約を結んでおり、それが今年で切れるため、契約更新に向けて交渉を進めていると見られていた。しかし、性能劣化の激しいタイヤに対する批判の高まりやタイヤ開発テストが十分にできない状況にいらだちも表している。
そんな中、20日(木)にピレリについて聞かれたエクレストンは、「ピレリと来年の契約がある」とF1ビジネスジャーナリストのクリスチャン・シルトに語った。
これは、エクレストンが率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)とピレリとの契約を指すものと見られる。FOMは、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)とは別に、F1の商業面の運営を行っている。
「ピレリはFIAとは合意に至っていない」とエクレストンは話している。