タイ・バンコクの歴史的建造物がある区域で公道レースを禁止する法案が可決されたことから、同地で2015年からの開催が予定されていたF1公道レースがキャンセルになる可能性が浮上してきた。
タイは、2015年からバンコクで歴史的建造物の周りでのF1公道レース開催を計画。4月にはタイのスポーツ当局がコースのレイアウトを承認したことも報じられていた。しかし、騒音や振動によって歴史的建造物や寺院が損傷するのではとの懸念も浮上。そしてバンコク市は、レースが予定されていた区域での公道レースを禁止する法案を可決した。
タイのソムサック観光大臣が『Bangkok Post(バンコク・ポスト)』へ「計画中のグランプリをキャンセルせざるを得ないかもしれない」と語ったことも伝えられている。
代替案として、プーケットなどでの開催案も浮上していると報じられているが、いずれにしろF1の最高権威バーニー・エクレストンの承認が必要になる。