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「テストゲート」問題に圧力をかけ続けるレッドブル

2013年06月06日(木)11:30 am

メルセデスAMGがピレリF1タイヤの秘密テストを行っていたことに端を発する、いわゆる「テストゲート」問題が今週末のF1カナダGP(6月9日決勝)の舞台となるモントリオールでも大きな話題となることは間違いなさそうだ。

とりわけレッドブルは、モナコで明らかとなったメルセデスAMGがバルセロナで今季のドライバーと今季型F1カーによってピレリタイヤのテストを行っていたという事実に関し、強い非難を続けている。

昨シーズン、3年連続でF1チャンピオンとなったレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し「ルールがテストを禁止しているのに、テストを行うなんて変だよね」とコメントした。

ベッテルは、そのことでメルセデスAMGが不正にアドバンテージを得たことは明らかだとし、次のように続けた。

「間違いなく(テストでの)1周1周がアドバンテージになるよ」

さらに、レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソのチーム代表、フランツ・トストも、「ここ何年かにおいて、もっとも明白なルール違反だ」と語っている。

メルセデスAMGは、そのテストはF1を統括するFIA(国際自動車連盟)によって認められていたと反論し、ピレリはFIAとの契約により、F1チームには1,000キロメートルに及ぶテストが認められているとしている。

だが、この件に関しては、すでにFIAも調査を開始している。そして、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコも強固な姿勢を崩すつもりはないようだ。

「われわれは手を緩めるつもりはない」とマルコは言い放った。

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