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マクラーレン批判はしないとハミルトン

2013年06月06日(木)11:32 am

昨年までマクラーレンに所属していたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、かつてマクラーレンに所属していたことのあるドライバーたちがマクラーレンへの批判を行う中、自身がその輪に加わることを拒否した。

フェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)やファン・パブロ・モントーヤ(現ナスカードライバー)は、かつて所属していたマクラーレンに対し特段の謝辞を贈ることもなく去っていた。

だが、一番最近、元マクラーレンドライバーという肩書を持つこととなったハミルトンは、スペインの『Marca(マルカ)』紙に次のように語っている。

「ほかの人たちが何て言っているのかは知らないけれど、僕はマクラーレンに対して何も悪口は言えないよ」

「第一に、僕をF1に連れてきてくれたんだ。彼らがいなければ、僕はここにいなかっただろうね」

2008年にマクラーレンでF1チャンピオンとなったハミルトンだが、その6シーズン目かつ最後のマクラーレンとのシーズンとなった2012年後半にはその関係も悪化していたと考えられている。だが、ハミルトンはさらに次のように続けた。

「僕はマーティン(ウィットマーシュ/マクラーレンのチーム代表)や、ロン(デニス/前チーム代表)とも、とてもいい関係にあるよ」

「マクラーレンにいたころには、常に毎年少なくとも1勝はあげていた。素晴らしいチームだし、F1の歴史においても偉大なチームだ」

「でも、今僕が望んでいるのは、新しいチーム(メルセデスAMG)の一員となって歴史を刻んでゆくことなんだ」

「マクラーレンでは、その歴史の一部ではあったものの、ごく小さなものでしかなかった。メルセデスAMGではその歴史を築く上でもっと重要な役割を担うことができる。だから、このチームへの移籍を決めたんだ」

一方、ハミルトンは、もし自分のF1でのキャリアを終えるときが来たならば、そのときはWEC(世界耐久選手権)など、ほかのカテゴリーへ転向するのではなく、そのままレースから引退することになるだろうという考えを明らかにしている。

「僕がF1を辞めるときは、レースそのものを辞めることになると思う」

「その後はほかのことに専念するよ。家族や、僕の犬のためにね」と笑いながら語ったハミルトンは、再び笑顔で次のように締めくくった。

「(レースを)辞めると思う。F1みたいなレースができるものはほかに何もないし、モトGP(世界2輪選手権)で走るには歳を取り過ぎているだろうからね」

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