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ケーターハム「縁石で攻められることが大事」/F1カナダGPプレビューまとめ

2013年06月05日(水)5:13 am

ケーターハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1第7戦カナダGP(6月9日決勝)に向けて意気込みを語った。

シャルル・ピック
「モナコの次は同じくフランス語圏のモントリオールでのカナダGPだね。僕は去年初めてカナダGPで走ったのだけど、年間でも特に良かったレースの一つさ。実は結果は良くなかったんだけど、雰囲気とかコースが好きなんだ。木曜日の朝から観客で一杯のサーキットってあまりないんだけど、モントリオールはその一つだよ。ジルとジャック・ビルヌーブ親子を応援してきた下地があるから、モントリオールにとってF1は特別なのかもしれないね。何が理由にせよ、F1が大好きな街だよ!」

「コースはある程度難しい。半分が市街地のサーキットだから、1周のほとんどはバリアすれすれで走るんだ、テクニックも要求されるコースだよ。路面が滑らかだから金曜日の朝はほとんどグリップがないんだ。だんだん良くなってはいくけど、いずれにせよタイヤには厳しいコースだからタイヤの減りをコントロールしながら走るのはいつもに増して重要だと思うな」

「それから、ブレーキにも厳しい。ブレーキを酷使するコーナーが何カ所かあるけど、そこで攻められないといいタイムは出せないから、ブレーキの安定と、天候によってはブレーキの冷却をフリー走行中に高めていくと思うよ」

「スピードを失わないためと、タイムを伸ばすために縁石で攻められる事も大事だね。これもフリー走行1と2での課題になると思う。縁石でバランスを失ったら攻められないからね。こういった課題を全部クリアして走れれば速いラップタイムが出せる、F1に乗っていて最高の気分になれるような速さで走れるよ!」


ギド・ヴァン・デル・ガルデ

「次はカナダだ。コースは走った事がないけど、去年もケーターハムのリザーブドライバーとして帯同していたよ。レース前後のミーティングにも全部出席したしね、レースに関する情報はかなり持っているはずさ。それに家のシミュレーターでもかなり練習したよ。まあ実際に走ってみるまで、本当はどうなのか分からないけどね。数周もすれば慣れてくるよ」

「去年何を良く覚えていると言ったら、何しろモントリオールのファンはすごいって事さ! チームには北アメリカからの大口スポンサーがいくつかあるから、パドックやグランドスタンドにはゲストが沢山いたんだけど、木曜日の朝にはもうどこも人で一杯だったからね!」

「街も同じさ。グランプリの週末に通りを1区画貸し切って、土曜日の夜はそこでチームディナーを食べたんだ。とても雰囲気が良かったよ。僕の故郷オランダでスポーツイベントがある時に似ているかな。だからとても居心地が良かったし、また行くのを楽しみにしているんだ、それも今度はレースをしにね!」

「レースの話をすると、モナコの後で僕等の位置がどの辺なのかが気になるね。モナコではとにかく完走できて良かったけど、今年最高の予選結果だったからもっと上位でレースを終えたかったよ。それにしても、僕等は前進しているという兆候を見受ける事ができたし、僕個人も一歩進む事ができたと思っているよ」

「チーム全体としては、バルセロナで露呈したリアウイングの問題を解決する事ができたこと、予選でQ2に進められるだけの速さがあったこと、それからレースの早い段階でファステストラップを記録できたことが成果だね」

「モントリオールは中間か低めのダウンフォースのコースだけど、スペインで持ち込んだ改良をさらに進化させているから、レースはうまくいくと思うよ」

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