汚職スキャンダルで身辺が騒がしいF1最高権威バーニー・エクレストンに、メルセデスはF1撤退も辞さない構えだ。
『DPA(ドイツ通信)』によると、エクレストンとの新コンコルド協定交渉でメルセデスの親会社であるダイムラーは、汚職に伴う協定の離脱を条項に盛り込んできたという。
収賄罪で収監中の元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーに4,400万ドル(約43億8,000万円)の大金を渡したとして、エクレストンは買収の罪で独ミュンヘンの検察当局に告訴される見通しだ。
ダイムラーで適正業務および法務担当の重役を務めるクリスティン・ホーマン・デンハルトは、そのような条項が存在することを認めている。
デンハルトは、次のように語ったとされる。「必要であれば、われわれはこの条項を使わせてもらう」