元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリが、ケーターハムのチームオーナーであるトニー・フェルナンデスを訴えるつもりであると明かした。
トゥルーリは2012年シーズンの契約をケーターハムと結んでいたが、2011年末にその契約を解除しビタリー・ペトロフにシートを明け渡すことに合意したと伝えられていた。
しかし、F1で250戦以上を戦ったベテランドライバーのトゥルーリによると、このときフェルナンデスは2012年シーズン分の年俸満額をトゥルーリに支払うと約束していたのだという。
この約束を守らずトゥルーリへの支払いを怠ったフェルナンデスが、チームの予算ばかりか、自身が所有するイギリスのサッカーチームであるクイーンズパーク・レンジャーズの予算をも拡大したことにトゥルーリは激怒した、と『Autosprint(オートスプリント)』が伝えている。
「フェルナンデスを訴えるつもりだ。彼は僕に多額の借りがあるのだからね」
「僕がシートを明け渡すことに合意したから、僕のF1はキャリアは終わったんだ。だけどそれは、チームが契約上の義務をきちんと果たしてくれると思ったからこそだよ」
「今日に至るまで、義務が果たされることはなかったけれどね」