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フォース・インディア代表、F1トップチームを批判

2013年05月30日(木)10:12 am

フォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤは、ビッグチームは小規模チームをF1から閉め出そうとしていると批判した。

先週、フォース・インディアのチームディレクターであるボブ・ファーンリーは、F1のオーナー企業である投資会社CVCキャピタル・ パートナーズが「チームを片付けよう」と企てているのではないかと疑っている、と発言していた。

「今われわれのやっていることは、何もかもコストを増やすことばかりだ」とファーンリーはF1の現状を批判している。

「すべてが(トップの)4チームに有利な方向に動いている」

またファーンリーは、CVCの仕事ぶりが「ひどいもの」で、F1「史上最悪の存在」と話しており、CVCがF1を「もてあそび、苦しめている」と言ったと伝える記事まである。

しかし、CVCのドナルド・マッケンジーによると、ファーンリーはこのことを謝罪したという。

「彼は謝罪し、本気ではない、大きな記事にしたかっただけだと言っていた」とマッケンジーは話している。

しかしマリヤは、ファーンリーを支持して、ビッグチームがコスト削減協定を後退させ、支出を増大させたと非難した。

「まだ有効だった頃にいったんは、F1にはコスト削減が必要だとFOTAは決断した」

「しかしコストを減らすどころか、1、2のチームは、どんなにコストがかかっても勝つことのほうがこのスポーツの存続より重要だという方針を選んだ」

「F1には、独立した小規模チームも必要だと思う」というマリヤの話を『Totalrace(トータルレース)』が伝えている。

F1最高責任者バーニー・エクレストンは、コスト増加の悪循環に陥った責任はチームにあるという点でマリヤと同じ考えだ。

「こういうことをコントロールするのは、チーム自身だ。彼らがお金を使うのだから」とエクレストンは話している。

「チームが受け取れると私が言っている金額で、十分ビジネスとして成功できる」

同様に、FIA会長ジャン・トッドも、コスト削減に取り組もうとしない数チームを批判している。

「FIAは経費削減協定を支持してきたが、チームが合意に達しなかったために失敗に終わった」

「今もFIAは、チームのコスト削減を手助けしたいと考えている」とトッドは話したが、2014年から導入されるV6ターボエンジンの料金高騰に関しては、「メーカーと顧客の間で決めること」と述べるにとどまっている。

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