ルノーのアンバサダーであるアラン・プロストは、F1タイヤについての非難の声があがり、ピレリが次戦のF1カナダGP(6月9日決勝)には若干の変更を加えたリアタイヤを供給すると考えられていることについて、次のようにコメントしている。
「3つの可能性がある。まず、安全上の問題があるのであれば、この判断は当然ながら正しいものだ」
「2つ目として、今後4回ストップではなく2回か3回ストップにするためだとすれば、私はそれはいいと思う。なぜならレースが非常に混乱したものになっているからね」
「だが、もし(変更が)外的な圧力によるものであれば、それは最悪だ」
「私にはどれが本当のことなのか分からない。だが、3つのうち2つは前向きなものだ。だからそれなら無難だと思うよ」とプロストは笑いながら語った。
しかし、もしその変更がメルセデスAMGやレッドブルには有利に働き、ロータスやフェラーリには不利になるとすれば、それは不公平ではないのかと問われたプロストは、真面目な面持ちで次のように答えた。
「それはわかっている。だが、今回の変更はそれほど大きなものとはならないと考えているんだ。ロータスやフェラーリが自分たちの優位性を失うことはないだろう」