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ベッテル、F1タイヤの大幅な変更を希望

2013年05月22日(水)9:50 am

ピレリにはまったく異なるアプローチでタイヤを作ってほしい。そうイタリアのF1タイヤ供給メーカーに再考を求めているのは、現世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だ。

今季に入って“タイヤ”についてパドックで語られない日はない。第5戦F1スペインGPで4ストップ作戦が現実化すると、ついにレース後、論争の火花が激しく散った。

主にタイヤ攻撃の急先鋒に立ったのはレッドブルとメルセデスAMGだが、これを受けてピレリは6月以降、仕様を変えると発表。すると今度はフェラーリとロータスが反論した。FIAはフェラーリとロータスの意見を支持し、いかなる変更も最低限にとどめるべきと主張している。

いっぽうF1の最高権威バーニー・エクレストンは、ピレリに味方する。

「私はピレリに、レースの半分も保ってしまうようなタイヤは作らないようお願いをした。つまり、ピットストップは必要なんだよ」と、今週エクレストンはF1公式サイトに語った。

「ピレリは私の願い通りにタイヤを作ったまでだ」

エクレストンは、サーキット、気温、マシン、ドライバーの運転スタイル等、レースによって異なる状況に対応するのはピレリにとって“きわめて困難”な仕事だけに、問題も起こりがちだとしている。

これに異を唱えたのがベッテルだ。エクレストンとはバックギャモン(ゲーム)仲間でもあるベッテルだが、タイヤについてのエクレストンの考え方には真っ向から反対している。

「タイヤを調理法に例えてみよう。ただ素材をひとつ変えればいいというものじゃない」と、ドイツ『Kicker(キッカー)』誌に語るベッテル。「むしろ重要なのは、調理法そのものなんだよ」

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