フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、燃費性能や安全性能を大幅に改善した7世代目となる新型「ゴルフ」を6月25日(火)に発売すると発表した。価格は249万円から299万円までとなる。
1974年の発売開始以来、6世代 38年間にわたって親しまれてきたゴルフだが、7世代目となる新型「ゴルフ」は、フォルクスワーゲンの新しいモジュール戦略「MQB」によって開発された初めてのモデルとなる。TSIエンジン、高剛性ボディー、サスペンションから、エアコンやインフォテイメントシステムにいたるまで新世代モジュールとしてゼロから開発されたものが投入され、機能・性能を格段に向上。プレミアムカーに匹敵する内外装品質やクラス最高の安全装備を備えたほか、大幅な軽量化と燃費の向上も実現。ラインアップは「TSIトレンドライン」、「TSIコンフォートライン」、「TSIハイライン」の3グレードが設定されている。
新設計の1.2リッターTSIエンジンと7速DSGが組み合わされた「TSIトレンドライン」と「TSIコンフォートライン」は、車両重量わずか1,240kgという軽量化の効果と相まって、歴代ゴルフ最高となる21.0km/リッター(JC08モード)の低燃費を実現。 また、「TSIハイライン」に搭載される1.4リッターTSIエンジンは、負荷の少ない運転時は4気筒のうち 2気筒が休止する自動気筒休止システムをゴルフとして初めて採用。2リッター超クラスのスポーティカーの走りと、スモールカー並みの低燃費(19.9km/リッター)を同時に実現している。これらのパワートレインにアイドルストップとブレーキエネルギー回生システムであるブルーモーション・テクノロジーが組み合わされることで、新型ゴルフは全車エコカー減税100%対象となる。
さらに、新型ゴルフにはコンパクトカーとしては最高水準の安全装備も採用されている。クラス最高となる9つのエアバッグに加えて、「up!」に搭載されたシティエマージェンシーブレーキを更に進化させ、ミリ波レーダーを採用したプリクラッシュブレーキシステム「フロント・アシスト・プラス」を標準搭載。さらに、2次衝突の危険を軽減するマルチコリジョンブレーキシステム、事前にシートベルトのテンションを高め、エアバッグの効果を高めるためにウインドーを閉じるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションシステムなど、数々の予防安全装備がこのクラスでは初めて全車に標準装備された。
<新型「ゴルフ」の新規標準装備品>
プリクラッシュブレーキシステム、プロアクティブ・オキュパント・プロテクション、マルチコリジョンブレーキシステム、ドライバー疲労検知システム、エレクトロニックパーキングブレーキ、新世代ラジオオーディオシステム、アダプティブクルーズコントロール(TSIトレンドラインを除く)、レーンキープアシストシステム(TSIハイラインのみ)、ドライビングプロファイル機能(TSIハイラインのみ)、インテリアアンビエントライト(TSIハイラインのみ)
<新型「ゴルフ」のモデルと価格>
TSIトレンドライン/249万円
TSIコンフォートライン/269万円
TSIハイライン/299万円
※いずれも、4ドア、右ハンドル
※エンジンはいずれも直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
※排気量は、トレンドライン及びコンフォートラインは1.2リッター、ハイラインは1.4リッター
※最高出力は、トレンドライン及びコンフォートラインは105PS、ハイラインは140PS
※燃費(JC08)は、トレンドライン及びコンフォートラインは21km/リッター、ハイラインは19.9km/リッター