1年前にポール・トゥ・ウィンを飾ったバルセロナで、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)は最悪の事態を経験している。
パドック関係者も信じられないほど、ウィリアムズとマルドナードの後退は大きい。2012年のF1スペインGPではポールポジションを獲得し、初優勝を飾った同じサーキットで、予選でウィリアムズは2台ともQ1を通過することができず、マルドナードはルーキーのチームメート、バルテリ・ボッタスにも敗れた。
新しい改良パーツをつけて臨んだわけだが、マルドナードは『EFE通信』に対し、マシンを良くしようとした努力が「どれも機能しなかった」と語った。
「本当に、どれ1つ機能しなかった」とマルドナードは繰り返した。「でも、冷静さを失わずに、努力を続けなければ」
「あきらめるわけにはいかないんだ」
「解決方法を探し続けなければいけない。現時点では、問題をどうすれば解決できるのか、まったく見当もつかないんだ。信じられないことだよね。でも、これがF1なんだ」とマルドナードは語っている。