アメリカのロングビーチ市街地レースの創設者であるクリス・プークが、2014年に初のF1開催を目指すニュージャージーに「特別顧問」として加わったと発表された。
ニュージャージーの市街地レース開催を危ぶむ声が聞こえる中、マーケッティング担当役員のトリップ・ウィーラーと財務担当役員のマイケル・カミングスが9日(木)、そろってこのプロジェクトから去ったと伝えられたばかりである。
しかし、これらの報道後に発表されたメディア向けの声明の中で、プークがF1グランプリ・オブ・アメリカの主催者レオ・ヒンデリーの「特別顧問」として加わったことが明らかにされた。
プークは、1970年代半ばにF1をカリフォルニアのロングビーチで開催したことで知られるが、近年になって再び同地でF1が開催される可能性が取りざたされていることから、実現へ向けたプロジェクトへの関与をうわさされていた。
しかし、声明によるとプークはこのたび「ニュージャージー」で開催されるF1レースの構築、企画、および遂行の全面で相談役を務めるという。
F1の最高権威バーニー・エクレストンも、「クリスには、F1で偉大な成功を収めた実績がある。それをグランプリ・オブ・アメリカにもきっともたらしてくれるだろうと私たちは確信している」と述べ、期待を寄せている。