ケーターハムのリザーブドライバーを務めるヘイキ・コバライネンが、今年チームが苦戦しているのは「意外ではない」と話している。
2010年のチーム創設以来ケーターハムのドライバーを務めてきたコバライネンだが、昨年末にシートを失い、いったんF1を離れた。チームがスポンサー資金を持ち込むペイドライバーを取ったためだ。
しかし、コバライネンは再びリザーブドライバー兼テストドライバーとしてチームに戻ってきた。F1第4戦バーレーンGPから、金曜日のフリー走行1回目を担当しており、F1スペインGPでもフリー走行に出走した。
コバライネンは、スペインGPに持ち込む改良パッケージで、ライバルのマルシャの前に戻れることを願っていると語ったと、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙が伝えている。
「クルマそのものは、基本的に去年のものと同じなんだ」
「空力面を変更しているだけで、モノコックは同じだ。だから、チームがあまりうまくいっていないのも意外じゃないよ。古いクルマで新しいクルマに対抗しているんだから」
コバライネンは、今年ケーターハムが意図的にこうしたやり方を取っていると認めている。
「今年チームは、なるべく最小限の努力でトップ10にとどまって、来年に向けた努力に力を入れようとしているんだ」
「新しいクルマはもう開発されているよ」
「ルール変更がこれほど大きいと、できるだけ早く新しいクルマ開発をスタートすることが、僕たちにとっては大事なんだ」