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F1の違反点数制、導入へ

2013年05月10日(金)23:48 pm

2014年シーズンから違反を繰り返したドライバーに出場停止処分が与えられる違反点数制度を導入する件について、F1チーム代表たちによる投票が行われ、採用される見通しとなった。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』と『Speedweek(スピードウィーク)』は、8日(水)にバルセロナで行われた会議において、違反点数が12点に達したドライバーのスーパーライセンスを1レース無効として出場停止処分にするという案が、7対4で可決されたと伝えた。この会議には、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングも出席していたという。

この案は、今後6月に行われるFIAの世界モータースポーツ評議会へ上程され、そこで承認を得ることになる。

この新しい制度は、現在の罰金、グリッドペナルティー、警告といった制度に完全にとってかわるものではなく、競技委員会はこれらのペナルティーに加えて、サーキット走行中の違反に対してこの反則ポイントを科すことができるようになるものだ。

だが、今回の投票結果は満場一致という形ではなかった。ある匿名のチーム代表は、ドイツ人記者のミハエル・シュミットに対し、次のように述べている。

「もしセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がF1ドイツGPの前に、あるいは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がスペインGPの前に12点に達したらどうするんだろうね? 彼らの母国レースへの出場を停止するのかな?」

伝えられているところによれば、この違反点数は、ピットレーンでのスピード違反、接触事故の誘発、危険運転、ピット出口にある白線上の走行、旗信号の無視、その他もろもろの違反を行ったドライバーに対して科されることになるという。

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