ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツは長年、幅広いカテゴリーで数々の成功を収めてきた。そんなメルセデスが、モータースポーツ活動の責任者であるトト・ヴォルフの下、将来もしかしたらインディ500(米インディカー)とル・マン24時間レース(WEC/世界耐久選手権)に復帰するかもしれない。
イタリア『Autosprint(オートスプリント)』誌に第一の目標をきかれたヴォルフは、今シーズンのF1で「トップ4に食い込むこと」と述べている。
ところがインディ500やル・マンへの復帰に話題が及ぶと、ヴォルフはこう語ったのだ。「そもそも、われわれはありとあらゆるカテゴリーに注目している」
「ただし、参戦するからにはメルセデスにとってメリットがなければならない」
「今日われわれはF1とドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に力を注いでいる。さらにスポーツカーのGT3部門に参戦したり、F3エンジンの製造も行なっている」
「将来については、どんなカテゴリーも否定をするものではないよ。インディやル・マンに戻れたら素晴らしいだろうね」
「ただし今は、自分たちのプログラムに集中するときだ」