ロータスは8日(水)、複数のメディアが同チームのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンがチームを去ると報じたことについて、これを正式に認めた。
アリソンについては今年初め、メルセデスAMGもしくはマクラーレンへの移籍がうわさされていた。ロータスによれば、アリソンの後任はニック・チェスターが務めるという。
ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエは次のように語った。
「彼(チェスター)は、すでに今年と来年のクルマに直接的にかかわっており、しばらく前から始められている移行作業を円滑に行う役割を担っている」
だが、現在『Sky(スカイ)』の解説者を務める元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、キミ・ライコネン(ロータス)が今回のニュースを「喜ばないだろう」とツイッターでつぶやいた。ライコネンは、2014年のレッドブル移籍もうわさされている。
「中心的な技術者の変更は、トップレベルのドライバーの移籍と同じくらい重要だ」とブランドルは付け加えた。
一方『BBC』は、かつてミハエル・シューマッハを擁し大きな成功をおさめていた2000年から2005年までの期間をフェラーリで過ごしていたアリソンが、再びフェラーリへ戻るのではないかと推測した。
だが、1990年代初頭からF1でのキャリアを積み上げてきたアリソンには、複数のチームが接触していたと考えられている。