ケーターハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、カタルーニャ・サーキットで行われる第5戦F1スペインGP(5月12日決勝)に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「前戦バーレーンGPは僕たちにとってとても前向きなものだった。週末を通じて、これまでの4レースの中では最高のペースを示すことができたのは間違いないからね。いいスタートになったし、まだ本来僕たちが目指すところに向かうにはまだ十分ではないとはいえ、正しい方向に進んでいたから、全員にとって前向きなことだった。バーレーンの結果についてはチームも満足だったし、僕も同じだ」
「これからヨーロッパラウンドに入るし、誰もがそこでレースをするのを楽しみにしていて、すごくよく知っているバルセロナのサーキットでそれがスタートすることになる。いつもこのレースでヨーロッパでのレースが始まって、すべてのチームが改良パーツや新しいパーツを持ち込んでくる。自分たちが持ち込んだものや、ほかのチームが持ち込んでくるものが、週末を通じてどのように作用するのかを見るのはいつもとても興味深いよ」
「僕は、とても好きなサーキットだよ。いつもすごくいい天気になるし、2月にテストをしたときに比べれば間違いなく暖かいよ! それに、バーレーンでの結果からすれば、ここでも面白いレースになるだろうし、僕たちにとってよい週末になることを期待している」
「さっきも言ったように、誰もがスペインには新しいパーツを持ち込むけれど、本当に大切なのは、クルマを新しいパッケージやパーツに合わせることだよ。ファクトリーや風洞ではみんなが、前戦で使った改良パーツや、今週末、そして今年のそのほかのレースで使う改良パーツに関して懸命な作業をしてくれている」
「でも、新しいパーツを装着すればそれですぐに速く走れるようになるというような簡単なものじゃないんだ。サーキットでも懸命に仕事を続けて、これらのパーツがバルセロナのサーキットで求められる性能を発揮できるように、金曜日(10日)と土曜日(11日)に得られたデータを使って最善のセットアップを見つけてゆかなくてはならない。日曜日(12日)の決勝レースで最高の状態に持ってゆくためにね」
「誰もが改良パーツを持っていることは分かっている。だから、僕たちにとって重要なのは、直接的なライバルたちよりも少しでも上を行くことだし、1年を通じてその勢いを維持することだ。前戦ではかなりいい進歩が果たせたし、バルセロナでも同じことができるという自信があるよ」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「僕は、これまでのキャリアを通じてバルセロナにはかなり来ているし、レースをするには最高の場所だよ。いつもいい天気で、スペインの人たちはレースに情熱を持っていて、サーキットも常に活気に満ちている。街も素晴らしくて、僕はスポンサーのマクレガーとともに市内で2回ほどしゃれたイベントをやるんだけど、すごく楽しいものになるよ」
「でも、もちろん一番大事なのはサーキットでの仕事だ。今週末を向けてワクワクしているよ。クルマにはいくつか新しいパーツも装着されるから、バーレーンでのチームメートのクルマからさらに進歩できるはずだからね」
「僕たちは金曜日(10日)から新しいパーツを使う予定だけど、それらがどういう効果をもたらすかはまだわからない。一番大事なことは、まずはそれらに合った正しいセットアップを行うことだ。そうすればどんどん攻めてゆけるだろうし、予選や日曜日(決勝)でもいい位置につけられるはずだ」
「先週はエンジニアたちとファクトリーで過ごしたし、シミュレーター作業も行ったから、今週に向けてよい準備が整えられたと思っている。週末を通じて天気もまずまずみたいだ。金曜日はそれほどよくないみたいだけれど、それは誰にとっても同じ条件だし、週末を通じて新しいパーツを最大限に利用できるチャンスが得られるように、できる限りの走行を行うことを目指すよ」