トヨタ、電動モビリティの充電ステーション「スマートモビリティパーク」を設置

2013年05月08日(水)22:16 pm

トヨタは7日(火)、愛知県豊田市の低炭素社会モデル地区である「とよたエコフルタウン」に、電動モビリティの充電ステーション「スマートモビリティパーク」を設置したと発表した。

「スマートモビリティパーク」は、2011年の東京モーターショーに出展された「トヨタスマートモビリティパーク」のコンセプトをベースとしたもので、電動モビリティシェアリングの拠点になるとともに、太陽光発電機能と蓄電機能を備え、系統電力への負担抑制に向けたエネルギーマネジメントを実施することが可能な充電ステーションだ。

トヨタは、すでに2012年10月より、豊田市や交通事業者などとの連携により、都市交通システム「ハーモ」の実証運用を開始しており、豊田市内の中京大学および最寄駅計4か所にステーションを設置し、「コムス」11台と「PAS」10台を使った電動モビリティシェアリングサービス「ハーモ・ライド」を提供している。今秋より、サービスエリアを豊田市中心部に拡げ、超小型EVと電動アシスト自転車各100台程度、ステーション約20か所、会員約1,000名の規模に拡大し、有料サービスの開始を計画している。

「スマートモビリティパーク」の概要

<電動モビリティシェアリングの拠点>

・公共交通の最寄駅と最終目的地の間の近距離移動を想定した電動モビリティシェアリングサービス「ハーモ・ライド」のステーションの一つとして、今秋より稼働予定。
・当面は、「ハーモ・ライド」の体験用として、超小型電気自動車「コムス」3台と電動アシスト自転車「PAS」(ヤマハ発動機製)5台を設置。ICカードを使った認証・開錠による車両の無人貸出体験や、「とよたエコフルタウン」内での試乗が可能。

<発電・蓄電・給電とエネルギーマネジメント機能>
・太陽光発電機能と蓄電機能を備えており、太陽光発電による電力と系統電力を併用して、電動モビリティへの充電が可能。また、一般家電用電源コンセントを備えており、非常時には、蓄電池に蓄えた電力を電化製品などに給電することも可能。
・ステーションに設置されたモニター画面に、発電時・蓄電時・系統電力使用時・電動モビリティへの充電時における電力状況などを表示。また、それらの推移を1分単位で測定し、昼間の充電に太陽光発電による電力が不足する場合は、深夜に蓄えた系統電力を使用するなど、系統電力のピークシフトを図るエネルギーマネジメントを実施。
・今後、地域エネルギーマネジメントシステム(EDMS)と連携し、豊田市のEDMS実証実験に参加する世帯の電力需給状況を踏まえて、ステーションの運営と地域系統電力への負担抑制を両立するエネルギーマネジメントの検証を実施予定

【スマートモビリティパーク主要諸元】
ステーションサイズ(幅×奥行×高さ):25,000×7,890×2,600(mm)
駐車可能台数:超小型EV:6台、電動アシスト自転車:5台
モニター画面サイズ:46インチ
太陽光パネルサイズ(幅×奥行×高さ/1枚):1,630×862×35(mm)
太陽光パネル設置枚数:10枚
太陽光パネル最大出力(10枚):2.1kW
蓄電池サイズ(幅×奥行×高さ):1,200×300×1,370(mm)
蓄電総容量:7.8kWh
電池種別:小型制御弁式鉛蓄電池
充電機サイズ(幅×奥行×高さ):220×400×1,400(mm)
充電器出力電圧(定格):単相AC200V(50Hz/60Hz)
充電器連続定格電流:15A
対応車種:国内主要PHV/EV全車種

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