フィアット、3代目となる新型「パンダ」を6月に発売

2013年05月08日(水)22:44 pm

フィアット・クライスラー・ジャパンは、新型「パンダ」を6月1日(土)に発売する。グレードは「イージー」のみとなり、価格は208万円。

今回発売となる新型パンダは3世代目に当たるモデル。初代モデル及び2004年のヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた2代目パンダの思想を受け継ぎながら、実用性、安全性、低燃費・低エミッションなど現代の車に求められる性能を高いレベルで両立させ、コンパクトカーとしての魅力にさらに磨きがかけられたものとなっている。

新型パンダでは、安全性を高めるとともに快適な室内空間を実現するためにボディーサイズが先代モデルに比べてわずかに大きくなった。それでも、全長3,655×全幅1,645×全高1,550mm、ホイールベース2,300mmというサイズは十分にコンパクトだ。

ボディーデザインがよりスムーズで滑らかなラウンドシェイプに一新されたことで、このセグメントとしてはトップレベルとなる空気抵抗係数0.32を達成。また、ボディーサイドとバンパーに加えられたプロテクトストリップは、初代パンダ同様のタフな印象を演出するばかりでなく、軽い接触からボディーを守る実用的な役割をも担うものだ。

インテリアでは、初代パンダのアイデアを発展させたインテリアトリムとコーディネートされフレームで囲われたインストルメントパネルが採用され、メータークラスターや空調、オーディオなどの各種ユニットやエアアウトレットもこの枠内に取り付けられたようなデザインに。また、一般的なグローブボックスに加えて、助手席前には大きな収納ポケットが設けられるなど、利便性も向上されている。

パワーユニットは、フィアット500などで既に定評のある0.9リッター2気筒インタークーラー付きターボの「ツインエア」エンジンだ。一般的なスロットルバルブに代えて、電子制御式インテークバルブが吸気をコントロールすることでポンピングロスを低減し燃焼効率を向上させる画期的なシステムが採用されたエンジンは、0.9リッターという小排気量にもかかわらず、63kW(85PS)/5500rpmと、145Nm(14.8kgm)/1900rpmの余裕あるパワーを発生する。

さらに、スタート&ストップシステムやエコスイッチなどの最新技術が採用されたことで、優れた燃費とエミッション性能も両立している。日本仕様では変速機にATモード付き5段シーケンシャル・トランスミッションの「デュアロジック」が組み合わされ、JC08モードで18.4km/リッターという燃費を実現した。

<新型「パンダ」の概要>

モデル名:パンダ・イージー
ハンドル位置:右
乗車定員:5名
エンジン:875cc直列2気筒8バルブマルチエアインタークラー付ターボ
最高出力:63kW(85PS)/5,500rpm [ECOスイッチON時は57kW(77PS)/5,500rpm]
最大トルク:145Nm(14.8kgm)/1,900rpm [ECOスイッチON時は100Nm(10.2 kgm)/2,000rpm]
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量:37リットル
ラゲッジルーム容量(後席バックレスト格納時):225リットル(870リットル)
駆動方式:FF
トランスミッション:ATモード付5速シーケンシャル(デュアロジック)
ステアリング形式:ラック&ピニオン(電動パワーアシスト付)
タイヤサイズ:185/55R15
燃料消費率(JC08モード):18.4km/リットル
価格:208万円

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