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マルシャ、2014年からフェラーリのF1エンジン搭載へ

2013年05月02日(木)10:37 am

2014年からのV6ターボエンジン導入に合わせ、マルシャはエンジンをコスワース製からフェラーリエンジンに載せ変える模様だ。

コスワースは2014年から導入されるV6ターボエンジンの開発を進めていないとみられており、2013年限りのF1撤退が濃厚だ。チャンピオンエンジンのルノーはこれ以上顧客を増やす意志がないことを明らかにしているため、2013年シーズンのグリッドで唯一コスワースエンジンを使っているマルシャの選択肢はメルセデスとフェラーリの2社にしぼられる。

マルシャのアンディ・ウェブ(チームCEO)は、3月に「(メルセデスとフェラーリの)両者と話をするつもりだ」と語っていた。

エンジンと、今季までのKERS(運動エネルギー回生システム)に代わるERS(エネルギー回生システム)のパッケージ価格は現行のV8エンジンと比べて非常に高額になるため、価格は「重要な要素になる」ともウェブは明かしていた。

ウェブはまた、来季のエンジン決定時期を「4月の終わりまでに」と話していた。

5月になったが、マルシャからの発表はまだ出されていない。しかし、マルシャのテクニカルチーフのパット・シモンズは『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に「まもなく」チームの2014年エンジン契約が完了すると話している。

シモンズは、ルノーはすでに「既存の顧客で手一杯」であるためメルセデスとフェラーリが選択肢だと認めている。

フェラーリが優勢とされるのは、マルシャがシーズン開幕直前にフェラーリの強力な支援を受けるジュール・ビアンキと契約を結んだためだ。

ビアンキとの契約がフェラーリとの交渉材料になり得るかと問われたシモンズは、「悪い方向には作用しないだろう。フェラーリとちょっとした縁ができたんだからね」と話し、こう続けた。

「フェラーリは顧客となるチームの増加を強く望んでいる。(2014年のエンジンは)まったく新しいものになるため、われわれは実験体のように呼ばれるのは心外なのだ。それでも、何が悪く何が良いのか、といった製品のサンプルデータを見られるのは、とても良いことだ」

「フェラーリは新たな顧客チームを欲しており、ジュールとの契約は邪魔になることはない」

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