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F1分配金受け取りは上位10チームのみ

F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、今年のF1分配金は全11チームのうち10チームしか受け取れないことを明かした。

各チームへの分配金は、F1統括団体FIA（国際自動車連盟）とエクレストン、チームの3者で結ぶコンコルド協定で規定されている。しかし、昨年チーム別のコンストラクターズ選手権で11位に終わったマルシャだけが、今年以降について規定している新しいコンコルド協定について提示を受けていない。

その理由が分かってきた。コンストラクターズランキングで11位のチームにも1,000万ドル（約9億8,000万円）の分配金が支払われることになっていたが、エクレストンがそれを撤廃したことを明らかにしたのだ。

「彼ら（マルシャ）とは商業契約を結ばない。トップ10ではないからだ。トップ10には支払う。そういうことだ」とエクレストンが経済ジャーナリストのクリスチャン・シルトに語ったと『Telegraph（テレグラフ）』紙が伝えた。

「3年間は違うやりかたをしてきた。それは、マックス（前FIA会長マックス・モズレー）との合意があったからだ。しかし、今後はトップ10に支払って終わりだ」

またエクレストンは、昨年予定されていながら延期になったF1株式の市場公開も進めることを明らかにした。

「そうすることで合意している」とエクレストンは話した。「今年行われる。準備もできるだろう」