NEXT...F1開催スケジュール

マッサ、相次ぐタイヤトラブルに「勘弁して欲しい」

2013年04月23日(火)10:51 am

ピレリにとって、また新たな問題が発生するかもしれない。2013年F1タイヤについて、すでに多くの議論が交わされているが、今回はその安全性に疑問の目が向けられている。

今シーズンのピレリタイヤは、デグラデーション(性能低下)が激しいため、いたるところで批判の声を耳にするが、今度はタイヤが「はく離する」という新たな不具合が最近のレースでひん発している。

フェリペ・マッサ(フェラーリ)はF1第4戦バーレーンGP終了後、『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に対し「1回のレースで2度もタイヤに問題が起きたのは、初めてだよ。どういうものかは分からないけど、もう勘弁して欲しい」と語った。

「コース上に破片があったのかもしれない。でも、何かに接触したような感触は無かった」とマッサは付け加えた。

ピレリのモータースポーツ部門責任者ポール・ヘンベリーは、フェラーリのエンジニアがはく離したマッサのタイヤに「切れ目」があったことを確認しており、「それを引き起こした原因を現在調査中である」と述べた。

マッサはしかし、最初に起きた問題の方は「おそらく、タイヤのトレッド(着地面)のはく離によるもので、フリー走行中のハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデスAMG)に起きた不具合と同じもの」とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト )』に話した。

ピレリがショー的要素を極端に追求したため、デグラデーションに対するアプローチがタイヤの根本的な安全性を損なったとする見解が広まっているが、これについてマッサは「断定はできない」と異を唱えている。

「今シーズンはすでに数レースを戦ってきたけど、これまで僕にこういった問題が起きたことは無かった。だから、それは違う」

「でも、何が起きたのか、理解する必要はある。抗議するなら、正当に行わなくちゃね」とマッサは締めくくった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック