ケーターハム、新パーツに好感触／F1バーレーンGP日曜まとめ
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたF1第4戦バーレーンGP、ケーターハムのシャルル・ピックは17位、ギド・ヴァン・デル・ガルデは21位だった。
【結果】F1第4戦バーレーンGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
■シャルル・ピック（17位）
「今シーズン最高のレースだったし、チーム全体が満足していると思う。（ソフト側の）ミディアムタイヤでスタートし、マルシャの2台をすぐ追い抜けたおかげで、1回目のピットストップまでをうまく走れた。初めて11周目で1回目のピットストップを行ったよ。クルマのバランスが良く、手応えを感じていた。トラブルとは無縁で、後続のクルマを引き離していたしね」
「1回目のピットストップ後は（ハード側の）ハードタイヤで走った。タイヤのデグラデーション（性能低下）レベルも良かった。グティエレス（エステバン・グティエレス／ザウバー）を追い抜き、レースの3分の2が過ぎるあたりでスーティル（エイドリアン・スーティル／フォース・インディア）に追い抜かれるまで、16番手を快調に走行していた」
「燃料の減少にともない、デグラデーションレベルが少し上がったけど、問題にはならなかった。ちょうど前を走っていたリチャルド（ダニエル・リチャルド／トロ・ロッソ）について行き、グティエレスの前を維持していた。3回目のピットストップを終えた後、そのまま最後まで行くことにしたから、21周というとても長い距離をハードタイヤで走った。17位で無事ゴールできたよ」
「前のトロ・ロッソのすぐ後ろでフィニッシュできて、とてもうれしい。それに、ザウバーよりも前だった。もしスタートでもっと順位を上げていたら、ひょっとしてリチャルドに勝てていたかもしれない。でも、僕たちは今日のパフォーマンスを幸先の良い一歩としてとらえ、次のスペイン（F1第5戦スペインGP／5月12日決勝）でどのようなレースができるか楽しみにしている」
■ギド・ヴァン・デル・ガルデ（21日）
「スタートは良くなかったけど、ターン4に差しかかるころには16番手あたりまで順位を上げていた。そうしたら、ベルニュ（ジャン・エリック・ベルニュ／トロ・ロッソ）がスピンしてラインを外れるのが見えた。避けようとしたけど、無理だった」
「ベルニュと接触し、僕のフロントウイングが大破した。1周目で僕のレースが終わってしまったようなものだった。あそこから、僕はほとんど何もできなかったよ。とりかく気を取り直して一生懸命走ったけど、1周目で想定外のピットストップを行ってタイムを大きく失ってしまったし、4回目のピットストップ後には右フロントタイヤがはく離してしまったから、レース中に競う相手がいなくなってしまった」
「とにかくクルマを無事ゴールさせることだけに集中したよ。今日もまた、いい勉強になった。チームにとってはよい週末だったよ。チームメート（シャルル・ピック）のクルマに装着した改良パーツが成果を見せたからね」
「今度のスペイン（第5戦／5月12日決勝）では、僕のクルマにも同じパッケージを投入できるから、また一歩前進できると思う。そうすれば、今シーズンも違って見えるようになるんじゃないかな。サーキットもGP2（F1直下のカテゴリー）やワールド・シリーズ・バイ・ルノーのときからよく知っているし、改良パーツもある。前向きになれる要素がたくさんあるよ」
「最初の4戦は予想通りだった。でも、僕は常に学んでいるし、チーム全体が僕を後押ししてくれている。心身ともに絶好調だし、スペインでのレースが待ちきれないよ」
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