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F1第4戦バーレーンGP決勝、詳細レポート

2013年04月21日(日)23:23 pm

2013年F1第4戦バーレーンGPが4月21日(日)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で3日目を迎え、現地時間15時(日本時間21時)から行われた決勝でレッドブルのセバスチャン・ベッテルが優勝した。

【結果】F1第4戦バーレーンGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など

セッション開始時の天候は晴れ。気温29℃。路面温度は41℃。レッドライトが消え、各車一斉にスタート。ポールポジションからスタートしたロズベルグが首位をキープ。いったんアロンソが2番手に上がるが、一瞬のすきをついて再びベッテルが2番手を取り戻す。

2周目に入るとこのトップ3台によるし烈なトップ争いが展開される。ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がマッサをかわして4番手に順位を上げている。3周目にベッテルがロズベルグをとらえ、首位に立つ。5周目に入るところでアロンソもロズベルグをかわし、ベッテル追撃態勢を整えてゆく。ロズベルグはもうかなりタイヤがきつそうだ。6周目に入るとディ・レスタにもかわされ、4番手に順位を下げてしまう。

7周目。2番手を走るアロンソのDRS(空気抵抗低減システム)が開いたままとなっている映像が写しだされる。これによりアロンソはピットイン。いったん修理をしてコースへ戻ったアロンソだが、まだ直っていないようだ。アロンソは再びピットへ戻り、タイヤをハードに替えてコースへ出てゆく。アロンソはこれで大きく順位を下げてしまった。このころからウェバーを始め、続々と最初のピットインを行うクルマが増え始めた。

首位を行くベッテルが10周目にピットイン。ハードタイヤに交換。まだピットインを行っていないディ・レスタがトップ、キミ・ライコネン(ロータス)が2番手で続いている。ディ・レスタやライコネンは2回ストップ作戦のようだ。

17周目にライコネンがピットイン。11番手でコースに戻ってゆく。22周目を迎えるころには2回目のピットに入るクルマが増え始め、順位表が再びシャッフルされてゆく。26周目に2番手に20秒のマージンを築いていたベッテルが2度目のピットイン。再びハードタイヤをチョイスし、首位のままでコースへと復帰してゆく。難なく首位のままコースへ復帰したベッテルはファステストラップをたたき出しながら、また2番手以下との差を広げてゆく。

30周目。マクラーレンのバトンとペレスがチームメート同士で5番手争いを繰り広げている。バトンの右リアタイヤにペレスのフロントウイングが接触。バトンは無線で「ペレスを落ち着かせてくれ!」と叫んでいる。その後も2人の争いがしばらく展開されるが、背後にグロジャンとロズベルグが迫る。そして33周目、この戦いでタイヤを相当酷使したマクラーレン勢をグロジャンが難なく追い抜いて5番手に上がってゆく。

35周目。2番手に上がっていたライコネンが2度目のピットイン。ハードタイヤに交換して7番手でコースに戻ってゆく。バトンもここでピットに入る。37周目にはディ・レスタも最後のピットイン。ハードタイヤに交換してコースへ出てゆく。

40周目。4番手のペレスと、6番手に順位を上げていたアロンソが最後のピットイン。ペレスが9番手、アロンソ10番手でコースに復帰。不運に見舞われたアロンソだが、このままいけばノーポイントで終わることは避けられそうだ。

43周目。この時点でトップのベッテルと2番手のグロジャンが最後のピットイン。この時点で2番手に26秒近いマージンを築いていたベッテルは余裕でトップのままコースに戻る。グロジャンはコース復帰後ウェバーをかわし4番手に順位を上げてゆく。その後方では再びマクラーレン勢同士のバトルが繰り広げられるが、46周目にペレスがバトンをパス。バトンは続くアロンソにもかわされ、ここで4回目のピットイン。この周にアロンソはペレスをもとらえ7番手に浮上。

残り5周。グロジャンが初表彰台を目指していたディ・レスタをとらえ、3番手に浮上。終盤ウェバーとハミルトンの5番手争い、アロンソとペレスの7番手争いが白熱するも、ペレスがアロンソとのホイール・トゥ・ホイールの争いを制して順位を上げてゆく。ウェバーとハミルトンの激しい争いは最終ラップまで繰り広げられるが、最後についにハミルトンがウェバーをとらえて前に出た。ウェバーはこのあとペレスにも先行を許してしまう。

チェッカーフラッグが振られ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が今季2勝目をあげた。2位にキミ・ライコネン、3位にロメ・グロジャンのロータス勢が並び、表彰台を獲得している。

以下4位ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、5位ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、6位セルジオ・ペレス(マクラーレン)、7位マーク・ウェバー(レッドブル)、8位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、9位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、10位ジェンソン・バトン(マクラーレン)というトップ10の顔ぶれとなった。

【写真】F1バーレーンGP土曜日(全30枚)

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