キミ・ライコネン(ロータス)は間もなくロータスと2014年の契約を結ぶ、とチーム代表のエリック・ブーリエが明かした。
ブーリエはライコネンがマーク・ウェバーに代わってレッドブルへ移籍すると報じるメディアを一蹴し、こう語った。
「よくある話だね。でも、(ライコネンに興味を持っているのは)レッドブルだけじゃない。ほかのトップチームも興味を持っているだろう」
「けれど、私だってアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデスAMG)、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)には興味があるよ。ベッテルは、チームオーダーを聞いてくれさえすればの話だがね」
「われわれはすでにキミと契約延長について話をしており、申し出を非常に喜んでくれたように思う」とブーリエは明かしている。
しかし、2007年のF1ワールドチャンピオンで2012年からF1に復帰したライコネンは獲得ポイントに応じたボーナスが支払われる契約を結んでおり、昨年以上の活躍を見せるライコネンに支払う報酬はチームにとって重荷であるとの報道もされている。
チームオーナーのジェニィ・キャピタルがライコネンの報酬ねん出のために株式の一部を売却するとも報じられており、ジェラルド・ロペス(チームオーナー)もタイトルスポンサー決定の前に株式を市場に出すことを認めている。
ライコネンが報酬次第で契約延長を考えるかを聞かれたブーリエは「キミはお金のためにレースをしているわけじゃない」と答え、こう続けた。
「ライコネンにとっては家のようにくつろげて、彼が彼らしくいられる自由が非常に大切なんだ。チームを離れる理由は見当たらない」
「ほかのチームがわれわれと同じようにキミを扱うかは分からない。彼の報酬を支払えるよ」
「昨年よりも資金は豊富なのだ」