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メルセデスAMGと契約していたかもしれないデ・ラ・ロサ

2013年04月19日(金)17:21 pm

昨年まで所属していたHRTが解散したことに伴い、今シーズンはフェラーリのテストドライバーとなったペドロ・デ・ラ・ロサだが、実はメルセデスAMGもしくはマクラーレンと今季の契約をしていた可能性もあったと明かしている。

かつてマクラーレンやザウバーなどで活躍した現在42歳となるスペイン人ドライバーのデ・ラ・ロサは、2011年シーズンにはマクラーレンのテスト兼控えドライバーを務めていたが、HRTに移籍するために2011年限りでマクラーレンを離れた。

HRT解散後、フェラーリが即座にデ・ラ・ロサと契約。フェラーリは、デ・ラ・ロサはF1用シミュレーター開発のための最高のドライバーだとしていた。

だが、かつてマクラーレンでデ・ラ・ロサのチームメートであったルイス・ハミルトンも、移籍先であるメルセデスAMGの上部に対し、デ・ラ・ロサと2013年のテストドライバー契約を結ぶよう強く訴えかけていたとうわさされていた。

これに関して、デ・ラ・ロサはスポーツ紙の『Marca(マルカ)』に対し、「それは本当だ」と認め、次のように語った。

「ルイスが認めたからね。そうでなければ僕から言うつもりはなかった。これ以上のことを話すつもりはないけれど、メルセデスAMG加入について真剣な話し合いはしたよ」

「それに、僕がフェラーリと契約したときに最初に電話をかけた人物がマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)だったというのも本当だよ。これまでマクラーレンとの関係があったからね」と明かしたデ・ラ・ロサは次のように続けている。

「彼(ウィットマーシュ)は驚いて、こう言ったよ。僕たちは遅すぎたようだね、とね」

フェラーリ、マクラーレン、そしてメルセデスAMGという候補の中から、最終的にどのように決心したのか、と問われたデ・ラ・ロサは次のように答えている。

「心の声が言ったんだよ。もし、テストドライバーとしてF1に残るのであれば、フェラーリに行きたいとね」

「でなければ、同じことだったからね。もう経験済みだった」

「メルセデスAMGは魅力的だった。チームは変わりつつあるし、やりがいもありそうだった。でも、マクラーレンなら同じことの繰り返しだ。すでにそこですべてを経験した組織だったからね」

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、パット・フライ(フェラーリ/テクニカルディレクター)、そしてサンタンデール(フェラーリのスポンサーでもあるスペインの大手金融会社)のエミリオ・ボティン会長らとの個人的なつながりの中で、最終的にフェラーリ入りを決定する決め手となったのは誰だったか、との問いを向けられたデ・ラ・ロサは次のように答えた。

「正直に言って、わからない。彼らに聞いてみるべきだと思うよ」

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