フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、今年の夏に発売が予定されている7世代目の新型「ゴルフ」に限定モデル「デア・エアステ」を設定し、その先行受注を4月13日(土)に開始すると発表した。1.2リッターと1.4リッターの2モデルが設定され、価格はそれぞれ279万円と305万円となる。
フォルクスワーゲンでは今年、日本国内における正規輸入60周年を記念した限定モデルを複数導入することを予定しているが、ゴルフ「デア・エアステ」はその第1弾となるものだ。
今年導入予定の新型ゴルフでは、先代で高い評価を得た TSIエンジンやサスペンション、高剛性ボディーに加え、エアコンやインフォテイメントシステムなどをモジュールとして開発するという新たな戦略が取り入れることで、機能と性能を格段に向上しながら大幅な軽量化と燃費の向上を実現した。今回先行受注が開始される「デア・エアステ」には、導入記念モデルとして装備を充実させた「TSIコンフォートライン」と「TSIハイライン」の2モデルが設定される。
「TSIコンフォートライン・デア・エアステ」は、新開発の1.2リッターTSIエンジンと7速 DSGが組み合わされる。安全装備では、クラス初のマルチコリジョンブレーキが採用されるほか、「up!」にも搭載されているシティエマージェンシーブレーキをさらに進化させたフロントアシストプラス(ミリ波レーダー)に、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やフロントカメラを組み合わせたレーンキープアシスト、バイキセノンヘッドライト等、これまで上級モデルにのみ採用されていた安全機能装備が標準で搭載される。
「TSIハイライン・デア・エアステ」には、気筒休止システムを採用した1.4リッターTSIエンジンがゴルフ初搭載となる。トランスミッションにはやはり7速DSGが採用され、スポーティーな走りとハイブリッドに匹敵する実用燃費を併せ持つモデルとなった。装備面ではコンフォートラインの装備に加え、外観ではLEDポジションランプ付のバイキセノンヘッドライトや専用デザインの17インチアルミホイールを採用。インテリアにはアルカンターラ&ファブリックによるスポーツシートや、ドライビングプロファイル機能等、クラス水準を大きく上回る充実した装備が施される。
<「TSIコンフォートライン・デア・エアステ」の概要>
エンジン:1.2リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力:77kW(105PS)/4,500-5,500rpm
最大トルク:175Nm(17.8kgm)/1,400-4,000rpm
標準装備品:バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能付)
ファブリックシート、コンフォートシート(運転席/助手席)
205/55R16タイヤ、16インチアルミホイール
共通装備品:
ESP(エレクトロニックスタビリゼーションプログラム)
ドライバー疲労検知システム
レーンキープアシストシステム
プリクラッシュブレーキシステム
プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
マルチコリジョンブレーキシステム、フロントエアバッグ(運転席/助手席)
ニーエアバッグ、サイドエアバッグ(前席/後席)
カーテンエアバッグ
2ゾーンフルオートエアコンディショナー
新世代ラジオオーディオシステム
Start/Stopシステム、ブレーキエネルギー回生システム
アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)
電子制御式ディファレンシャルロック
販売台数:750台
価格:279万円
<「TSIハイライン・デア・エアステ」の概要>
エンジン:1.4リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力:103kW(140PS)/4,500-5,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm
標準装備品:
ドライビングプロファイル機能
バイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LEDポジションランプ付)
ダイナミックコーナリングライト
アルカンターラ&ファブリックシート
スポーツシート(運転席/助手席)
225/45R17タイヤ
17インチアルミホイール
共通装備品:「TSIコンフォートライン・デア・エアステ」に同じ
販売台数:1,250台
価格:305万円
※駆動方式はいずれもFF
※トランスミッションはいずれも7速DSG
※ドア数はいずれも2枚
※ハンドル位置はいずれも右
※いずれもエコカー減税100%対応予定