スバルは、米国ニューヨークで開催中の2013年ニューヨーク国際自動車ショー(プレスデー:3月27日~28日、一般公開:3月29日~4月7日)において、「WRXコンセプト」を世界初公開した。
この「WRXコンセプト」は、次期インプレッサWRXシリーズをイメージしたデザインコンセプトカーだ。もちろん、これまでのWRX同様、スバルのコア技術であるボクサーターボエンジンとシンメトリカルAWDシステムを搭載したパフォーマンスモデルとなるもので、より一層感性に訴えかけるエキサイティングな走りを表現するデザインが施されている。
フロントデザインは、立体感のあるメッシュパターンによりスポーティさを高めたヘキサゴングリルやシャープなヘッドライトなど、スバル車に共通するモチーフを用いることで、一目でスバルと分かる精悍(せいかん)なフロントフェイスとされている。また、左右に大きく張り出したフェンダーとそこから始まるエッジの効いたキャラクターラインはクォーターパネルにかけて内側に入り込み、キャビンの位置に対しリヤホイールが大きく外側へと押し出されることで、これまでのWRXよりもロー&ワイドなシルエットが与えられている。
サイドビューは、コンパクトなキャビンに対し、フェンダーから始まる前後ホイールの存在感が高められており、走りにこだわったAWDパフォーマンスカーとしてのイメージが強調されたものとなっている。また、ルーフにカーボンルーフを採用することでさらなる軽量化と低重心化が図られたほか、足元には、BBS製ジュラルミン鍛造1ピースホイール「RI-D」に、専用設計のトレッドパターンを持つダンロップ製245/40ZR20タイヤが組み合わされ、オンロードパフォーマンスカーとしての性能と魅力がいっそう高められた。
リヤエンドには、フロントと同じヘキサゴンモチーフを採用。トランクリッドにもエッジを効かせ、シャープでダイナミックなデザインとされている。さらに、リヤバンパーはワイドで安定感を強調したデザインが施され、空力性能を高めたディフューザー、左右2本ずつのテールパイプを配置することで迫力あるリヤビューが演出されている。